「カズマも、顔に出ることあるんだな。その顔、相当やばい」
まずい…。
腕で顔を隠すと、ゲラゲラと腹を抱えて笑ってやがる。
「慌て過ぎ!ウソなのに!」
「フざけんのもいい加減にしろよ。来た。桃ちゃんのこと、頼むな」
気づけば、ゆめが女数人とこっちに向かって歩いてきていた。
全部で4…人か。
中には、桃ちゃんもいる。
ふたりが話している間、あの3人を俺が相手してればいい?
ゆめとふたりっきりになるのは、ムリそうだし諦めるか。
「わ~、偶然だね。紫藤くんだぁ」
ゆめが、白々しく声をかけてる。
しばらくして、紫藤と桃ちゃんが本堂の方へ消えた。
うまくやれよ?
泣かせるとか、なしだから。
「あのっ…桜庭くん。今日はひとりなの?」
気づけば、俺の横に知らない女がいた。
知らないつっても、同じ学校の制服を着ているし、多分ゆめと一緒に来た子なんだろうけど。
全く興味のない俺は、少し離れた場所にいるゆめの姿を目で追ってしまう。
まずい…。
腕で顔を隠すと、ゲラゲラと腹を抱えて笑ってやがる。
「慌て過ぎ!ウソなのに!」
「フざけんのもいい加減にしろよ。来た。桃ちゃんのこと、頼むな」
気づけば、ゆめが女数人とこっちに向かって歩いてきていた。
全部で4…人か。
中には、桃ちゃんもいる。
ふたりが話している間、あの3人を俺が相手してればいい?
ゆめとふたりっきりになるのは、ムリそうだし諦めるか。
「わ~、偶然だね。紫藤くんだぁ」
ゆめが、白々しく声をかけてる。
しばらくして、紫藤と桃ちゃんが本堂の方へ消えた。
うまくやれよ?
泣かせるとか、なしだから。
「あのっ…桜庭くん。今日はひとりなの?」
気づけば、俺の横に知らない女がいた。
知らないつっても、同じ学校の制服を着ているし、多分ゆめと一緒に来た子なんだろうけど。
全く興味のない俺は、少し離れた場所にいるゆめの姿を目で追ってしまう。


