【完】恋のおまじないNo.1

「西内とは?復縁あり?」




「ねーよ」




ニヤニヤしながら聞いてくるあたり、本気で聞いてるとは思えねぇ。




「先輩がさ、西内に全然相手されないって俺に怒るんだよな。ゆめちゃんのおまじないも、あんまり効き目ないらしいし」




「ふーん」




西内とは綺麗に別れたつもり。




もう1度ちゃんと話し合って、わかってもらえたつもり…。




好きな相手って、そうそう変わらないよな。




好きになってもらえたこと、そこはありがとうって礼を言った。




あんまり恋愛に興味ないって話した。




半分本音で、半分はウソ。




恋愛に興味なんてないけど、ゆめは別格。




ありえない話だけど、あいつが俺のことを好きだって言うなら、すぐにでも付き合いたい。




中途半端な仲じゃなければ、周りの女からの嫌がらせからだって守ってやるつもり。




けどさ、今の状態じゃやっぱりだめで。




俺のことを…あいつが好きじゃなきゃ、だめなんだ。




絶対的な愛情がないと、俺も頑張れそうにないから。