「依頼者のヒミツは厳守なの」
またそれか。
「可能か不可能かだけ教えてやるから、相手が誰か言えよ」
「そっ…それはっ。絶対に言えないの!!今回は特に、ね」
もったいぶってさ。
けど、今回は特にってところがひっかかる。
「同じ学年のやつ?それとも他の学校の…」
「きゃ~、だめだめ。言えないの。本当に手ごわくって…おまじないが全然効かない。依頼者の子にも申し訳なくって」
「別にゆめがそんな風に思う必要ねーじゃん。おまじないなんて、最初から効果ねーんだから」
あっさりそう言ったら、思いっきりにらまれた。
「そんなことないの!その子は、本当に好きなんだよ。一生懸命おまじないをしてるの。もう一ヵ月以上だよ?こんなに効き目がないのも初めてなんだから。うー、自信失くすよ」
だからさ、最初っからおまじないの効果なんて存在してないっつの。
いい加減、わかれよ。
これ以上言うと追い打ちをかけてしまいそうだから、ぐっと言葉を飲みこんだ。
またそれか。
「可能か不可能かだけ教えてやるから、相手が誰か言えよ」
「そっ…それはっ。絶対に言えないの!!今回は特に、ね」
もったいぶってさ。
けど、今回は特にってところがひっかかる。
「同じ学年のやつ?それとも他の学校の…」
「きゃ~、だめだめ。言えないの。本当に手ごわくって…おまじないが全然効かない。依頼者の子にも申し訳なくって」
「別にゆめがそんな風に思う必要ねーじゃん。おまじないなんて、最初から効果ねーんだから」
あっさりそう言ったら、思いっきりにらまれた。
「そんなことないの!その子は、本当に好きなんだよ。一生懸命おまじないをしてるの。もう一ヵ月以上だよ?こんなに効き目がないのも初めてなんだから。うー、自信失くすよ」
だからさ、最初っからおまじないの効果なんて存在してないっつの。
いい加減、わかれよ。
これ以上言うと追い打ちをかけてしまいそうだから、ぐっと言葉を飲みこんだ。


