ココアをいれているカズマを、じっと見つめる。
凛ちゃんの、想いが届きますように…。
手でハートを作り、その穴にカズマを閉じ込める。
「おいっ、変な呪いかけるなよ」
ばっ、バレてる!
「なんでもないよ~、カズマってカッコいいなぁって」
「思ってもないこと言うなよな。そのぐらい、わかるし。で、今度は誰に頼まれた?」
「誰って…それは、言えないよ。依頼者の秘密は厳守なの」
凛ちゃんのことを、話すわけにはいかない。
「ふーん。俺は誰とも付き合う気ないから。断っとけ」
「そんな!断れるわけないよ。せっかく依頼されたのに…」
「はい、ココア。熱いからな」
わかってる~。
大きめの赤い無地のカップから、湯気がたちのぼっている。
子供じゃないんだから、湯気やカップを持っただけでそのぐらいわかるのに。
「熱っ!!」
凛ちゃんの、想いが届きますように…。
手でハートを作り、その穴にカズマを閉じ込める。
「おいっ、変な呪いかけるなよ」
ばっ、バレてる!
「なんでもないよ~、カズマってカッコいいなぁって」
「思ってもないこと言うなよな。そのぐらい、わかるし。で、今度は誰に頼まれた?」
「誰って…それは、言えないよ。依頼者の秘密は厳守なの」
凛ちゃんのことを、話すわけにはいかない。
「ふーん。俺は誰とも付き合う気ないから。断っとけ」
「そんな!断れるわけないよ。せっかく依頼されたのに…」
「はい、ココア。熱いからな」
わかってる~。
大きめの赤い無地のカップから、湯気がたちのぼっている。
子供じゃないんだから、湯気やカップを持っただけでそのぐらいわかるのに。
「熱っ!!」


