鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

へぇ、お母さん同士も知り合いなんだ。
家族ぐるみのお付き合いってやつ?
それにしても、先日って、何があったの?
凄い、気になる。

「ホットコーヒーを2つと、えっと、鈴木さんは……」

「あ、紅茶でお願いします」

「はい。少々お待ちくださいね。
ほら美空、貴女も来て、手伝って?」

はぁい、と美空が席を離れた。
その時、瀬田君のお母さんがあ、と声を上げて、美空のお母さんを呼び止めた。