鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「で?
なんで目の前のこの女性を、お母さんと呼ぶの?
しかも、お兄ちゃんなんていないでしょ、一人っ子でしょ?」

「うん、2人は瀬田のお母さんとお兄ちゃん」

「えぇ?!」

なに、この状況。
びっくりもいいところ!
今日の私は、小説どころじゃなくなってしまった。

「な、なんで……?
瀬田君のお母さん、とか、瀬田君のお兄さん、じゃ、ダメなの……?」

「え、お母さんとお兄ちゃんと、お父さんがそう呼んでって」

え、ここにはいない、瀬田君の父親までもが……。
美空あんた、もう、なんなの?
面白すぎるって!