鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

皆も、そして先生までもが騒ぐ教室の前を、他のクラスの生徒が通り過ぎて言った。
どうやら他のクラスの最後のホームルームはとっくに終わっているらしい。

「美空! 瀬田君と今日結婚したってほんと?!
今あんたのお母さんからからメール来たよ、メール!」

ガラっと勢いよく前の扉が開かれて、慌てた様子の鈴木が飛び込んできた。

「あ、あれ……?
まだ、ホームルーム中だった……?」

焦る鈴木に、皆笑う。

この3年間で、すっかり鈴木はこのクラスに馴染んでいた。
友達も沢山できたらしく、美空がいないときも時々遊びに来るほどだった。

とはいえ、よそのクラスのホームルームに飛び込むのは、流石の鈴木も焦ったようだ。