「いやぁ、最初は卒業式が終わってから、と思ったんですよね。
卒業してからって意味なら、それでいいじゃないですか。
卒業式済んで、婚姻届出しに行こうかなって。
でも、考えてみてください?
朝出しても、夕方出しても、日付、同じなんですよ。
なにか問題、ありますか?」
俺は、戸惑う担任を畳み掛けた。
言われて見れば確かに、と、うなっている。
俺は担任から証明書を返してもらって、委員長の隣に立った。
「俺は、最愛の彼女と結婚しました!
これから立花美空は、瀬田美空です。
皆、間違えないように」
「ちょっと瀬田、展開早くて追いつけない……」
隣でさすがの委員長も苦笑いを浮かべていた。
卒業してからって意味なら、それでいいじゃないですか。
卒業式済んで、婚姻届出しに行こうかなって。
でも、考えてみてください?
朝出しても、夕方出しても、日付、同じなんですよ。
なにか問題、ありますか?」
俺は、戸惑う担任を畳み掛けた。
言われて見れば確かに、と、うなっている。
俺は担任から証明書を返してもらって、委員長の隣に立った。
「俺は、最愛の彼女と結婚しました!
これから立花美空は、瀬田美空です。
皆、間違えないように」
「ちょっと瀬田、展開早くて追いつけない……」
隣でさすがの委員長も苦笑いを浮かべていた。



