鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「何よその表情!
まさか本当にそうなの?!」

ほらまた。
顔を赤くするからすぐバレるんだ。

「えーっと、そのぅ……」

困ったように空中を見つめる美空。
その美空の肩を、鈴木ががっちり掴んだ。

「考え直しなさい、今すぐ!
一生この調子じゃ、恐ろしいわよ?」

恐ろしいって……。
さっきから変態だとか恐ろしいとか。
こいつは人をなんだと思ってるんだ。