鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

涼しい顔でそう言う瀬田に、俺と店長は驚きすぎて口を開けたまま顔を見合わせた。

「何ですか2人ともその顔」

瀬田は、うっと引いた。
逆に、お前に引くわ。

「あ、ああ。
で、そのお前たちを探しているらしい人たちに、存在を教えてもいいか?
今2人揃ってパスタ食ってるんだが。
てか、取材受けるといいんじゃないか」

「と、言われましても俺これから仕事ですよ?
それに、取材なら美空も呼ばれるでしょう?
今いないし……」