鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「え?」

伝説のウエディングカップル……?
なんだろう、それ。
うちの学校ではなさそうだ。

「あ、それ、俺と美空です」

「ええっ?!」
「瀬田?!」

俺と店長の声がハモった。
お前、伝説なわけ?!

「1年のときのカップルコンテストですよ。
見ますか、その時の写真。
美空がとてつもなく可愛いんですよ」

瀬田は言って、携帯をいじった。