鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

瀬田は、俺の言葉に少し苦い顔をした。
あの日のことを思い出したんだろう。
ちょっと言いすぎたかな。

「構わなくて不安にさせてしまったのは俺が悪かったです。
その埋め合わせを、してるところです。

あ、ホテルは、俺、リゾートホテル運営している身内がいるんです。
なので、色々融通効くんです」