鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「あ、いいよ。
折角来たんだし、ゆっくりしてって。
こいつの分まで稼げてラッキーだし、どうせ暇だし!」

「先輩、俺と全然態度違うんですけど」

「うるさいな、ほら、席選んで座れ」

トレイで軽く小突きながら、ウエイターは瀬田君と魔女ちゃんを促した。

「美空、ここにしよう。
眺めが良いんだ」

「うん」

って、わぁ……。
わたしのすぐ隣の席に、2人は座ってしまった。

気、気になる……。