鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「さぁ……?
実家が大変なんですかね?
あ、クリスマスも近いし、彼女にプレゼントでも買いたいとか?」

「どちらも違うな。
瀬田の実家は金に困ってなさそうだし、彼女へのプレゼントはもう用意してるらしい」

じゃあ、なんだってんだろう。
ますますわからなくなってしまった。

「聞いたら驚くぞ?」

店長はニヤリと笑っている。

「気になるじゃないですか。
早く教えて下さいよ」