鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「わかり、ました……。
店長さん、ごめんなさい。
やっぱり瀬田は……。
あげることができません……」

真っ赤な顔で可愛いことを言うなぁ。
美少女は何をしても、何を言っても、可愛いんだな。

「良かった、美空!」

瀬田は嬉しそうに、彼女をぎゅっと抱きしめている。

「もう、離して?
恥ずかしいから……」

彼女の声に、瀬田は渋々、腕から彼女を離した。