鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「そうだ、瀬田と話そうと思って、待ってたんだった!」

「で、待ちくたびれて寝てたのか……。
お前は子供か。

色々言いたいことはあるけど……。
ほら、まず2人にお礼」

瀬田の腕から開放された美少女が、俺と店長を見る。
あっと声を上げて、慌ててソファから立ち上がった。

「助けてくれて、ありがとうございました!
うっかりお店の外で寝ちゃって、ごめんなさい!」

そんなに?
ってくらい勢いよく下げられる小さな頭。