鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

事務所のソファに寝かされた美少女は、店長のコートをかけられた。
大きな体の店長のコートにすっぽり埋もれる小さな体。
どうやら冷えきってしまっているらしい。
それはそうか、いつからいたかは分からないけど、寒空の下に長時間いれば、冷えるのも当たり前だ。

「よしお前、仕事に戻れ。
お嬢さんは俺がみとくから」

「あ、はい」

店長が、机に向かって作業を再開しながら、俺に声をかけた。

それにしても美少女だったなぁ。
どこの子だろう、起きたら名前でも聞いてみるか。