「へぇ、優斗が照れるとは。美空ちゃんの話でもしてたのかい?
父さんも聞きたいなぁ」
「最近美空ちゃん見かけないなぁ。
お前、また連れてこいよ。
で、何があったんだ?」
スーツのジャケットを脱いで、ネクタイを緩めながら父さんが。
同じく制服のジャケットを脱ぎ、それをソファに置いたカバンにかけながら、兄貴が母さんを見る。
俺じゃ答えないと、見越しているようだ。
「それがねぇ、優斗ったら……」
「ちょっと母さん、ストップ……!」
「高校卒業したら、美空ちゃんと結婚するんだって!」
「ストップってば……!」
遮りやがった。
息子の停止を……。
父さんも聞きたいなぁ」
「最近美空ちゃん見かけないなぁ。
お前、また連れてこいよ。
で、何があったんだ?」
スーツのジャケットを脱いで、ネクタイを緩めながら父さんが。
同じく制服のジャケットを脱ぎ、それをソファに置いたカバンにかけながら、兄貴が母さんを見る。
俺じゃ答えないと、見越しているようだ。
「それがねぇ、優斗ったら……」
「ちょっと母さん、ストップ……!」
「高校卒業したら、美空ちゃんと結婚するんだって!」
「ストップってば……!」
遮りやがった。
息子の停止を……。



