父さんの会社に入ったら、コネだって言われること間違いなしだ。
それじゃあ俺も居心地悪いし、美空だって悲しい想いをするだろう。
自ら手に職を付けて、美空を養いたい。
「ならいいけど……。
どうしても困ったら、七光りでもなんでもいいから、父さんを頼るのよ?
それか、進学して結婚を遅らせるとか……。
もうちょっと学生を楽しんで、安定して仕事が掴めてからでも遅くないじゃない?」
「まぁ……。
本当に困ったら、頼るかも知れない。
そうならないように努力するけど……。
ああでも、美空との入籍は高校卒業と同時。
これは譲れないな」
本当は今すぐにでもと思っているのに。
と、ぶつぶつ言っていると、母さんがくすくす笑っていた。
それじゃあ俺も居心地悪いし、美空だって悲しい想いをするだろう。
自ら手に職を付けて、美空を養いたい。
「ならいいけど……。
どうしても困ったら、七光りでもなんでもいいから、父さんを頼るのよ?
それか、進学して結婚を遅らせるとか……。
もうちょっと学生を楽しんで、安定して仕事が掴めてからでも遅くないじゃない?」
「まぁ……。
本当に困ったら、頼るかも知れない。
そうならないように努力するけど……。
ああでも、美空との入籍は高校卒業と同時。
これは譲れないな」
本当は今すぐにでもと思っているのに。
と、ぶつぶつ言っていると、母さんがくすくす笑っていた。



