鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「で、瀬田……あ、先輩ごめんなさい。
今のは同じクラスの貴方の弟である破天荒なバカを呼びました。
同姓だと不便ですね。
呼び捨ての時は、バカな弟を呼んでるんだなって、ご理解ください」

「あ、はは。
うん、そうする」

委員長がなにか皮肉を言いながら、兄貴に詫びて俺をバカ呼ばわりしている。

「で、瀬田。
お前のその案のために、何で他クラスの人まで、しかも先輩たちまで呼んだ?」

委員長が俺に尋ねる。