鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「てかなんなのよ。
あたし、よそのクラスのホームルームに参加することになるなんて、夢にも思ってなかったんですけど」

「あ、俺も」

「先生が、下級生から呼び出し、ぷ、て笑ってた」

「教室で、何をしたから呼び出されたのか、聞かれましたが覚えがなく、困りました……」

俺が呼び出した4人は、口々にそう言った。
まぁでも全員許可をとって、来てくれたんだよな。
なんだかんだといい人たちだ。

「まぁまぁ、説明させてくれ。
このとおり、俺の彼女は可愛いすぎて困っている」

「え、呼び出された上に、そののろけから始まるの?」