鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「ああ、じゃあ俺ら4人で飯食って帰るから。
お前たちは好きにしろ。
あ……」

委員長が思い出したように言った。

「俺の名前、使っていいぞ? 
泊まりだって言ってたな?」

「あ、私の名前もいいよ?」

二人共、気を遣ってくれている。
それは有難いけれど……。

「いいんだ。委員長、鈴木。
どっちの家からも許可得てきたから!」

ありがとな、と笑うと、委員長に笑われた。
親公認かよ、そういえば温泉旅行してたしな、と。