鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語

「なんだ、彼女さん、ほかに男の子2人も引き連れてるんじゃん?
じゃあこのイケメン1人くらい、分けてくれたっていいよね」

中川を睨みつけながら、右の女が言う。

「え? わたし彼女じゃないよ?」

「じゃあ尚更いいじゃん?」

今度は左の女がきつめにしがみついて、言った。
いい加減にして欲しい。

「やめろ、マジ無理離して。
俺、彼女が大事だから」