妖しの姫と天才剣士




「総司」

「はい?」

「茅野を連れて下がれ」

「りょーかいです」

「えっ⁉︎」



さ、下がれって何⁉︎


私も戦う、戦える。


あれだけ言われて、嫌な過去を抉られた奴に何もしないでただ立っていろと?


冗談じゃない。



「嫌です。私も戦います」

「却下だ。少しは考えろ」



考えろって、何を。



「ここに来た目的はなんだ。テメェを傷つけて、連れ去られることか? 違うだろうが」


私を守る為に、離れろと?



「お前が連れ去られることだけは絶対に避ける。

いう事聞けねぇんだったらそこの木にでも縛り付けてやろうか?」

「っつ!」

「察してあげて。茅野ちゃんには死んで欲しくないんだよ。土方さんは」