自分の席なのに非常に居心地悪い。
隣の席に笈川くんがやっぱり座っていて。
笈川くんと同じ学校でおなじクラスということを再認識して心臓が急速に早鐘を打ち始める。
そっとバレないように笈川くんを見る。
ーーやっぱりカッコイイ。
私、笈川くんに告白してーーー
『いいよ。』って言ってもらえて
ーーすごく嬉しかった。
もし、ちゃんと付き合うことが出来ていたのなら、どんな感じだったのかな?
手とか繋いで一緒に登下校して。
休みの日はデートして。
帰り際に・・キスーー
ふふふっ。ヤバい。
良い。凄く良い・・。
自分が笈川くんにしてしまった事を棚にあげて、花が咲き乱れるなか蝶々がヒラヒラ舞っているようなお花畑なことを妄想して。

