『俺、結夏の事すげー好き。』


瞳から漂う色香ーー
瞳の奥が熱をもちーーー
溶けてしまいそうな程に瞳で見つめられてーーー


もう二度と笈川くんにこんな自分勝手な気持ちを伝えることなんか出来ないって思ってた。
だけど思い出にすることも出来なくて。


だけど・・

だけどーー


もう一度だけチャンスをもらえるのならーー


『私も好き・・大好き。』


絶対に2度と同じ過ちはしない。
もう絶対に笈川くんの手を離したりしないから。


『ーーやっと、捕まえた。』

フッと嬉しそうに微笑んで。




誰もいない保健室で初めてのキスをしたーーーー













END