笈川くんの事を盗み見るはずが、いつの間にか自分でも知らぬ内に凝視していて。
ツーーー。
そんな事を妄想していた時に感じた、生温かいような・・冷たいような・・・
私の視線に気付いた笈川くんが私のことを見た瞬間に目を見開き
『・・・葉坂!鼻血出てる!』
あっ。私の苗字覚えてくれていたんだ。
未だにお花畑の中にいる私は、笈川くんが私の名前を覚えてくれていた事に嬉しくなっていて
笈川くんの言葉にすぐに理解出来なかったものの、鼻血という言葉に自分の手を鼻の下にあて、確認。
『・・・ギャーッ!』
手には赤い血がついて、そして・・鼻血が出たと理解
鼻血なんて、生まれてこのかた一度も出た事なんかなくてパニックに陥る。
『葉坂。と、取り敢えず落ち着け!保健室行くから!』
そう言うと、笈川くんは私の手を引いた。
笈川くんのその行動に、更に血が吹き出しそうになるのを何とか堪え、これ以上鼻血が出ないように持っていたハンカチで鼻を押さえ声にならない声で頷いた。
ツーーー。
そんな事を妄想していた時に感じた、生温かいような・・冷たいような・・・
私の視線に気付いた笈川くんが私のことを見た瞬間に目を見開き
『・・・葉坂!鼻血出てる!』
あっ。私の苗字覚えてくれていたんだ。
未だにお花畑の中にいる私は、笈川くんが私の名前を覚えてくれていた事に嬉しくなっていて
笈川くんの言葉にすぐに理解出来なかったものの、鼻血という言葉に自分の手を鼻の下にあて、確認。
『・・・ギャーッ!』
手には赤い血がついて、そして・・鼻血が出たと理解
鼻血なんて、生まれてこのかた一度も出た事なんかなくてパニックに陥る。
『葉坂。と、取り敢えず落ち着け!保健室行くから!』
そう言うと、笈川くんは私の手を引いた。
笈川くんのその行動に、更に血が吹き出しそうになるのを何とか堪え、これ以上鼻血が出ないように持っていたハンカチで鼻を押さえ声にならない声で頷いた。

