『恭也さんには見せた?』


「ま、まだ…
は、恥ずかしくて…////」


『バカ!
恭也さん、待ちくたびれてるよ、きっと…

私に見せる前に、恭也さんに見せないと…!』


「で、でもね…!
私、ウエディングドレスって似合わないから…

恭也、絶対に私を見て引いちゃう…っ」


『そんなわけない!
蛍、すごく似合ってる!綺麗だよ!

恭也さんが蛍のこんな姿見たら
惚れ直すよ、きっと…!』



あははは…
洸と同じこと言ってる…

本当に大丈夫かな…?



『じゃあ、私…
恭也さん、呼んでくるね?』


「えっ…!?ま、待って、奏!」



奏は私から身体を離すと、ドアの方に歩き出し、私は呼び止めたが奏は行ってしまった



や、ヤバいよ…
こ、心の準備が…!



『安心しろって、蛍。
恭也と今日結婚すんだぞ?

恭也は蛍を絶対に手離さねぇよ
アイツ、結構独占欲、強ぇからな…』



「洸…」



洸はいつも私を支えてくれた
辛いときや悲しんでいるときは、いつも助けてくれた…

今だって、そうだ
不安な気持ちを抱いている私を支えてくれている


洸は私にとって…
かけがえのない家族だ…



「洸、ありがと…
洸がいてくれて、本当に良かった

洸が大好きだよ」


『それは、こっちのセリフだ

俺は、蛍がいたから
今の俺がいるんだ

蛍のためなら何だってするさ
恭也と幸せになれよ』



ありがとう、洸……
洸がいてくれて、私は幸せだよ…