『あだぶ…っ!!』



『痛っ…!な、なに!?』



「昴〜、湊人を虐めないでね〜」









昴は、俺と同じ感情なのか
遥とイチャつくのを見て、湊人さんの足元で湊人さんの足を踏んでいた




俺は、そんな昴の姿を見て初めて……

ナイスだ、昴!と思ってしまっていた









「あ、あの……これから、どうしますか…?
どこかで遊びますか…?」





『ああ…そうだな……
じゃあ、ボーリングでもするか?』









蛍さんがみんなに聞くと
光輝さんは、近くにあるボーリングを見て爽やかな笑顔を向けて俺らに言ってきた








「…………っ…////」





「お、おい…蛍…
兄貴に惚れるなよ!」






「えっ……あ、ち、違うよ…!
そんなんじゃないから…////!」





「じゃあ、なんで頬赤く染めてんだよ」




「そ、それは……っ////」










蛍さんが光輝さんの笑みを見て
頬を赤く染めていたのに気づいた恭也さんが

拗ねたように蛍さんに言っていた











恭也さん………

ホントに蛍さんが絡むとクールな感じが崩れるなぁ……











『仕方ねぇって、恭也
俺だから、蛍ちゃんが惚れるのも分かる

蛍ちゃんは、こんな無愛想な男より
俺みたいな、爽やかイケメンの方が好きだよなー?』





「えっ……//// あ、あの……////」





「おい、兄貴!
蛍に触れんじゃねぇ!」





『そんな怒るなって…!
ちょっとした冗談だろ』












光輝さんは、蛍さんに近づくと
蛍さんの肩に手をおき、耳元で囁いた



蛍さんは、どんどん顔が赤くなり
恭也さんは、光輝さんから蛍さんを近づけないように

蛍さんの腕を掴み、光輝さんから離れさせた










「もぉ、何やってるの〜!
こんなとこで、兄弟喧嘩しないでよね!

僕たち、もう先に行くから!
ほら、司も湊人も行くよ!」





「ああ…」




『そ、そうだね……』











遥は、夕也と昴と手を繋いで
ボーリング場に向かい

俺と湊人さんは、遥の後ろをついて歩いた










えっ……

ま、マジでみんなで行くつもりかよ…!?



俺………

ちょっと…いや、すごく嫌なんだけど…



どうやって、湊人さんと接すればいいんだよ…っ!