「斗真くん大丈夫か?」 お父さんが少しだけ笑って白羽くんに話しかける 白羽くんはふにゃっと 思わず力が抜けそうな笑顔で頷いた 「はい…平気です」 「そっか 無理はしないように」 「わかりました」 こくんと頷く白羽くん あたしは今しかないと口を開いた 「あのねっ…!」 ガララッ 「あれ…お揃いですか」 3度目にあたしを遮ったのは松永先生 良い加減言わせて… 美夜ちゃん心折れちゃいそう 「もしかして紹介ですか?」 紹介? この場にいる全員が首を傾げたことだろう