美しき夜、北斗七星が輝く








「僕だって…ケホケホッ…
口止めなんて言わなければ…

こんなことにならなかったんだ…」


「……ねぇ」




萌が静かに切り出す




「私が言うのも何だけど…
皆して謝るの…止めよう?

私が白羽の言うこと
素直に聞いたから悪いとは思う

だけど…
折角楽しいのを
謝るで終わらせたくない」




萌の言葉にあたしは笑った




「そうだね…
楽しいままでいよう?

誰が悪いとかなし!

ていうかそんなことより
まずは白羽くんだよ!」


「そうだな…

じゃあ俺も
萌と黒木さんの意見に賛成する

斗真も賛成しろよ?
これは強制だ」


「……わかった…ケホケホッ…」


「んじゃ斗真
家…の方が良いだろ?」


「え」





白羽くんがやけに低い声を出す