美しき夜、北斗七星が輝く









「嫌じゃない
迷惑じゃない

私こそお願いする

白羽
今更だけど…
私と友達になってくれる?」




友達は多い方が楽しい

親友の彼氏で彼氏の親友だ

良い人なのは証明済み






「……うん
こちらこそ改めてよろしくね」


「よろしく」




白羽が自然な動作で手を差し出してくる

私はその彫刻並みに綺麗な手を握った




「いやぁ~
本当白羽って良い手しているよね~」


「小谷さん…
それオジサンの台詞だよ」




再び目の前に持ってきてしげしげと眺めていると

ピクンッと動いた

一緒に私の手もピクンッと反応する





「……白羽?」