「…ねぇ白羽」
良い機会だから聞いてみよう
「私と白羽ってどういう関係?」
「えっ?」
白羽は空を見上げながら「うーん」と考えた
「僕にとって小谷さんは…
彼女の親友で親友の彼女?
…何コレ
暗号なのかな?」
「私に聞かれても……」
やっぱりわけわからない暗号文の関係になるよねぇ
「まー…
簡単に言っちゃえば
友達じゃない?」
「とも…だち?」
「彼女の親友で親友の彼女は
面倒だし意味不明だからさ
簡単に友達って関係で良いんじゃない?
…あ
小谷さんが嫌なら良いんだけど」
「嫌じゃない」
遮るように言うと
白羽は驚いた顔を私へ向けた
…喜怒哀楽激しい奴だなぁ


