美しき夜、北斗七星が輝く








「…ねぇ白羽」




良い機会だから聞いてみよう




「私と白羽ってどういう関係?」


「えっ?」




白羽は空を見上げながら「うーん」と考えた




「僕にとって小谷さんは…

彼女の親友で親友の彼女?

…何コレ
暗号なのかな?」


「私に聞かれても……」




やっぱりわけわからない暗号文の関係になるよねぇ




「まー…
簡単に言っちゃえば

友達じゃない?」


「とも…だち?」


「彼女の親友で親友の彼女は
面倒だし意味不明だからさ

簡単に友達って関係で良いんじゃない?

…あ
小谷さんが嫌なら良いんだけど」


「嫌じゃない」






遮るように言うと

白羽は驚いた顔を私へ向けた

…喜怒哀楽激しい奴だなぁ