美しき夜、北斗七星が輝く









白羽はククッと喉を鳴らして笑った

…笑うこと言ったか?私




「気が付かれちゃったかぁ」


「は?」


「やっぱりわかる?初心者だって」


「あっやっぱり初心者か」


「ベテランまではいかないけど
2回は行ったことあるような人演じていたつもりだったんだけど…

バレちゃったか」


「はい!?」




どういうことですか?

話についていけないんだけど…

ハテナマークを浮かべる私と対照的に

白羽は楽しそうにクスクス笑っている





「小谷さんの言う通り
僕遊園地来るの今日が初めてだよ

だけど
行ったことがあるような風を装っていたの

変でしょ?
高校生にもなって行ったことないなんて」


「別に…可笑しくないと思うけど…」




割引券があったから誘ってみたけど

普段はこんな値段が高い所なんて行けない

せいぜいショッピング程度だ