美しき夜、北斗七星が輝く









「美夜かーわい」


「斗真…
今日やけに積極的だね」


「その言葉
そっくりそのまま美夜にお返しするね」


「斗真ぁ…」


「あったかい
湯たんぽみたいだね」


「ねぇ斗真
いつになったら学校来れる?」


「そうだねぇ…
暫くは行けないって言われちゃったからね」


「寂しいなぁ斗真がいないと」


「ふふ
嬉しいことを言ってくれるね」


「早く良くなってね?」


「美夜が言うのならね

だけど…
生憎自分じゃ管理出来ないからなぁ」


「ちゃんと今度は体力つけてね」


「わかってるよ
これからはちゃんとご飯食べるようにするね」


「食べるようにするねって…
斗真食べられないんじゃなくて
食べたくなかっただけなの?」


「違うよ
食べたくても食べられなかったの

気持ち悪くなっちゃうみたいで」


「そっか…
無理しないでね」


「うん」