「黒木」
「美夜ちゃん」
「お嬢ちゃん」
「あっ!
佐藤先生に松本先生に
正美さん!」
車椅子に乗った佐藤先生の母・正美さん
それに松本エリカ先生
「来てくれたんですね」
「白羽大丈夫か?」
「…大丈夫です!
今日は3人お揃いなんですね」
「ええ
今日は義母(はは)に初めて会ったのよ」
「シゲちゃんには勿体ない方だわ」
「ちょっ母ちゃん…」
「ありがとうね美夜ちゃん」
何故か松本先生にお礼を言われる
「佐藤先生…じゃなくて
茂雄さんに会えたのは
美夜ちゃんと斗真くんのお蔭よ
本当にありがとうね」
「いえっ…!
あたしたちも松本先生にお世話になりましたよ!
何せあたしたちが初めて話したのは
あの学校の保健室でしたから」
思えば本当に
佐藤先生や松本先生
正美さんにはお世話になっている
特に正美さん
白羽くんに恋するきっかけをくれた人だ
何度お礼を言っても足りないぐらい感謝している


