美しき夜、北斗七星が輝く









「…マジかよ」


「そんなの…ありなの?」




学校で萌と柿沢くんに話した

その時もまたあたしは泣きじゃくった

そして放課後3人でやってきた




「目覚めねぇなんてそんなの嘘だろ
…斗真……」


「白羽…

今度またダブルデート行こうよ
白羽がいないと私
またジェットコースター乗せられちゃうよ」




ガラス越しに白羽くんを見ながら

萌は泣き始めた

死ぬと決まっていないけど…怖いもんね

柿沢くんが黙って抱き寄せていた





「美夜ちゃん」



振り向くと來真さん・空真さん・竜真さん

それに心さんがいた




「松永先生に聞いたよ
毎日会いに来てくれるんだってね」


「彼女ですから
未来のお嫁さんですから」


「ハハッ
頼もしい義妹(いもうと)だな」





竜真さんが笑った

だけどすぐにその笑みも消えた