美しき夜、北斗七星が輝く








「元々斗真くん
食欲ってものを知らないんじゃないかってぐらい
食べる量が少ないんだ

最近の食事についても來真くんに聞いたら
食べられるのはほんの一口二口で
その後戻しちゃうことも多かったみたいで

保健室から病室に来るまでも
酔って戻しちゃったみたいで…」


「白羽くん…
ここ最近何も食べてないってことですよね?」


「そうだね…
点滴で栄養取っている感じ…」


「もしかしたら…
一生目覚めないんですか…!?」


「それはないと思うけど…
早めに目覚めないとマズいんだよね…」





そんなっ…

あたしは一気に涙が溢れた





「今日か明日が
多分山場だね」


「白羽くんっ…!」




あたしは最近泣きっぱなしだ

それに全部白羽くん絡み




「白羽くん…
会いたい…!

斗真……!」