ごめんね白羽くん…
あたし何に悩んでいたんだろう…
白羽くんの傍にいられるだけで良かったのに
それだけで…あたしは幸せだったのに
どうして莉々花の言葉を
真に受けてしまったのだろう?
近づかないでと言った莉々花の言葉に
どうして頷いてしまったのだろう?
あたしは白羽くんが好きなのに…
傍にいたいって思うのに…
一緒に笑い合っていたいって思うのに…
きっと不安だったんだ…
嫉妬していたんだ…白羽くんと莉々花の親しげな部分に
あたしに見せないような笑顔で…
嬉しそうに許嫁と話す白羽くん…
あたしの知らない彼がそこにいて
白羽くんの隣で笑うのはあたしだけだって
信じていたから…
不安だった
彼に遠ざけられたらどうしようって
不安で不安で怖くてしょうがなくて
よそよそしい態度を取って
萌や柿沢くんにもいっぱい心配かけて
白羽くん…!
白羽くん…!
あたしは…
キミのことが大好きなのに…!