美しき夜、北斗七星が輝く







まぁ斗真もイケメンだから

美男美女でお似合いなんだろうな

…眼鏡外せばの話だけど




歩き出したのは良いものの

会話がなくなってしまった

お互いに黙り込んだままひたすら歩く




…やべぇ…

気まずい…気まずすぎる

何か喋らねぇと

沈黙は俺は大嫌いだ!

…でも何話せば良いんだ?

話す話題が見当たらねぇ

自分で言うのも変だけど

俺は萌と違って人見知りだから…

あんな話題がポンポン出るほど豊富じゃない




…やべえええっ!

何も話題浮かばねぇ!

何話せば良いわけ!?

テンパッって何も思いつかねぇ!

落ち着け!落ち着け!

考えたら1つや2つ浮かぶはずだ!

頑張って話題を探すんだ柿沢樹!!





「……柿沢くんはさ」





黒木さんが話しかけてくる





「…何?」




俺はなるべく

テンパる頭を悟られないよう

冷静に聞く

…そっけねぇ気もするが…