質問が一段落し
佐木さんが「ヨロシクお願いシマス」ともう1度頭を下げたところで
前の扉がガラッと開いた
「すみません!遅れました」
入ってきたのは白羽くんだった
一気にあたしのドキドキメーター(名付け親あたし)が上がる
「親御さんから聞いているぞ
席替えして
席は廊下側の1番後ろな」
「え?
変わってないんですか」
「文句を言うのなら黒木に言え」
「わ…わかりました」
「あとな白羽
こちらは転入生の…」
「……莉々花?」
先生が紹介する前に白羽くんが静かに呟く
…って…は!?
莉々花って…下の名前?
「……トーマ?」
最初はキョトンとしていた佐木さんだけど
次第に笑顔が広がって行く


