黒木さんを支えたまま天井を見上げる
…いくつから見ているのかわからないほど
見飽きたほど見ている天井
変わらないと思っていたのに
まさか…変わるなんて
『コンコンコンッ』
「あ…はい」
天井を見上げた顔を元に戻し入り口へ向ける
入ってきたのは実也子さんだった
「ちょっと良いかしら?」
「はい」
「あら…美夜ってば寝ちゃったの?
重くない?」
「いえいえ」
むしろあったかいです
まるで湯たんぽですね
…なんて言おうとして止めた
彼氏として正しい発言かわからないから
「まぁあったかいでしょうね
湯たんぽみたいね」
「は…ははっ……」


