お隣さんはイケボなあなた


「髭面はよけいだよ!」

「あはは。千紗ちゃん、何飲む? オリジナルでいい?」

「あ、はいっ。おねがいします」


思わず声が裏返る。

千紗ちゃん、って……。

さり気なく名前で呼ぶんだもん。

時々見せる、矢嶋の女の子の扱いが慣れている様子に、千紗は、ドキドキしっぱなしだった。