「僕のこと言ってるのかい?」 僕はおもわずマヌケな声を出してしまった。 「えぇ、そうよ?」 彼女は真面目な顔で答える。 すると、いきなり体を真っ直ぐにして、気をつけの姿勢をとった。 「この春から、教育学部に入学いたしました、大友咲織です!」