先生に、あげる。




途端、寒さで明るんでいた咲織の顔は、火がついたように更に真っ赤になった。




恥ずかしがっている咲織を見ていると、僕の方までなんだか恥ずかしくなった。




咲織の、ありがとうという声の後には、沈黙が流れた。