「力任せに投げるだけじゃダメなんだよ、ピンを見て投げるのもよくないし」
私の手首を掴んでゆっくり誘導した。
村上くんって…手首とか自然に触ってくるよね…
別に変な意味はないんだろうけど、急に触られるからドキッとしてしまう。
「ここで体重をかけながらゆっくり右足踏み出して…」
村上くんのアドバイスは的確でわかりやすかった。
「そして投げる!」
言われたとおりにやってみると、今までガーターオンリーだったのに、6本も当たった。
「す、すごーーーーーーい!!!」
私は興奮して大きい声を出してしまった。
そんな私の事を村上くんは満足そうに笑って見ている。
急に恥ずかしくなってきた。
「こ、今度はストライク狙うから!」
ノリに乗った私は、ストライクは出なかったものの、村上くんに教えてもらってからはピンに当たるようになっていった。



