なんだか受話器越しに店長の怒った声が聞こえてくる。
嘘だってばれてるんじゃ…
「じゃ、そういうことで!」
村上くんは電話を切るとニヤッと笑い、「どこいこうか!?」と嬉しそうに言った。
「え、2人も休んで大丈夫なの!?てかなんで…」
「佐久間さんそんな顔で仕事できないっしょ?バイトなら大丈夫だって。あの店長いっつも俺らにまかして自分は裏で休んでること多いんだから!たまには働いてもわらねーと」
ウンウンと自分で納得するように頷き、私の手首を引っ張った。
「私…そんなにひどい顔してる…?」
「まぁ…今すぐ泣きたいって顔してる」
そうだったんだ…
自分が弱すぎて情けなくなってくる。
顔に出ないようにしてても無理なんだ…
「そうだ…そんな時は~」
村上くんは近くのボーリング場に私を連れて行った。
「え、私ボーリングできない!」
「大丈夫だって、教えるから」



