鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「はいはい、あの二人はほっといて。
ほかに意見がある人は?」

委員長は二人を茶化しながらも、話し合いの進行を続けた。
わたしはお化け屋敷の入口で受付をすることになり、立花さんは看板とチラシを持って歩き、宣伝をすることになった。
すかさず瀬田君が、

「俺も立花と宣伝する!」

と、手を挙げる。
いいなぁ、想われていて。

文化祭も一緒なんだ、いいなぁ。
もう、嫉妬と羨ましさで、どうにかなってしまいそうだ。
わたしだって、文化祭で瀬田君との思い出が、ほしいのに。

「なんであんたとワンセットなのよ?!」

「いいんだよ、これで!」

二人のやり取りが、耳につく。