鈍感ちゃんと意地悪くんの周囲の人々

「どしたの立花ちゃん」

クラス1のお調子者の高橋君が、興味津々だ、と二人に話しかけた。
こら、水を差すんじゃない。

「えと、瀬田がおでこに……んむっ?」

「バカ美空、言ってんじゃねぇよ」

おでこ?

何するの? と、口を抑えられた立花さんは、瀬田君を睨んだ。
可愛すぎて、睨んだところで勿論怖くはない。

「へぇ?
おでこ……ねぇ?」

「お前もニヤけてんじゃねーよ」

「今更じゃん。
毎日いちゃついてさ。
俺は、おでこくらいではもう驚かない」

それもそうだ、高橋君の言っていることは、至極真っ当に思えた。