「それと。僕のことは、陸って呼んで?」 「えっ?」 お、男の子を下の名前で呼ぶ!? そ、そ、それは…! 「むっむむ無理…!あたし、呼んだことないの…!」 「あははっ」 向田くんを見上げて真剣に否定する。 そんなあたしを、おかしそうに笑って、頭を撫でてくる向田くん…。 うう…向田くん、かわいい顔してあなどれない…。 「じゃあ僕が1番目の男だね。______さあ、呼んで?呼んでくれなきゃキスしちゃう。」 「キッ!!!!?!」